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王様の記憶

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遥か昔、知識と富を独占した王国があった。その王は、生涯忘れえぬ冒険を求め、広大な領土を旅した。記録係が追いつけないほどの出来事を、王は小さな石板に刻み込んだ。だが、石板は脆く、いつか失われる運命にあった。

ある日、王は賢者から不思議な”記憶の結晶”を授けられた。それは、王の冒険譚全てを鮮明に、半永久的に保存できるという。王は歓喜し、早速、旅の記録を”記憶の結晶”に託した。

王は、山賊が潜む危険な街道を駆け抜け、巨大な怪物が棲む洞窟を探検し、天空を舞う鳥人の王国を訪れた。出会った人々、見た景色、感じた喜びや悲しみ。それら全てが”記憶の結晶”に刻まれ、王の冒険は色褪せることなく、後世に語り継がれることになった。

王の記憶は、やがて国の宝となり、人々に勇気と希望を与えた。そして、”記憶の結晶”は、王国の繁栄を支える礎となったのだ。

「さあ、君も冒険の記憶を、永遠の宝に変えよう!」

【次回予告】新たなる旅立ち

このお話はフィクションであり架空の話です。

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