時は幕末、騒乱の世。
一人の侍がいた。名は源吾。
剣の腕は立つが、朝はからっきし弱い。
そんな彼には、毎朝欠かせないものがあった。
「今日も、始まるか…」
源吾は、愛刀…ではなく、漆黒の小箱に手を伸ばす。
中には、金色の輝きを秘めた個包装。
それを湯呑みに注ぎ、熱湯をそそぐ。
立ち上る香りは、眠りを打ち払い、彼の魂を呼び覚ます。
「ふむ…今日の『黒金』は、一段と深いな」
源吾は、その一杯を飲み干し、ゆっくりと目を閉じる。
芳醇な香りと、深いコクが、彼の心を満たす。
剣を握る前に、心を研ぎ澄ます。
それが、源吾の流儀。
今日もまた、彼は刀を手に、時代の荒波へと立ち向かう。
一杯の『黒金』が、彼の背中を押してくれる。
さあ、出陣だ。
源吾の、新たな一日が始まる。
「さて、今日も一暴れするか!」
【次回予告】黒金、異国へ
このお話はフィクションであり架空の話です。
↓[PR]↓
コメント